わっはっは。日記

日本語ヤバい箇所多いですが気にしないでください

【2022/03/11】小田急ロマンスカー1日で全車種乗車企画+VSE定期ラストラン

早1週間以上経っていますが、今回は鉄道100%の記事です。

 

小田急ロマンスカーのフラッグシップである、50000形「VSE」。

 

その特殊な車体構造などを理由に、20年足らずで早くも引退することが、2021年12月に発表されました。

 

 

ならば、最後に乗っておきたいのが鉄道オタクというもの。本当は最終日を迎える前に乗っておきたかったのですが、諸般の事情のより叶わず。

 

最終日のVSEの運用を確認すると、そこには「スーパーはこね9号」がありました。

 

今までスーパーはこねなるものには乗ったことが無かったため、ならば最後に乗っておこうということで、乗車を決定。

 

 

 

でも普通に乗りいってもつまらない(そんなことはない)なあと考え、ふとFFのN氏が「1日でロマンスカー全車種乗車」なる企画をしていたのを思い出し、自分もこれを真似することに。

 

 

 


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そして3/11当日、小田急新宿駅。乗る予定のスーパーはこね9号は既に満席。そして至るところにVSE関連の装飾がなされています。



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上の写真の反対側の券売機付近には、VSEペーパークラフトを使った「アリガトウVSE」との装飾が。素晴らしいです。

 

 

ロマンスカーは、発車15分前にネット予約の未決済分が開放されるので、券売機前で待機。

 

そして時間となり券売機を叩くと…

 

 

 

前展望、後展望共に残念ながら×でしたが、一般席は空席あり。即座に購入し、乗車できる権利を勝ち取ることができました。

 

 


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そんなこんなでとっくに列車は入線済み。多くの鉄道ファンが押し寄せています。

 


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自分もあれやこれやと写真を撮っておきますが、すぐ発車の時間に。慌てて食料を確保し乗車します。

 

【1/VSEスーパーはこね9号|箱根湯本

新宿11:00→小田原12:10

 


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かつて存在した売店の跡地も活用され、各所各所でVSEは愛されていたのだな、と実感させられます。

 

 

スーパーはこね9号は新宿を定刻で発車し、途中小田原のみに停車し、箱根を目指します。

 

自動放送が流れたあとに、この列車のキーマンとなる、「成澤車掌」が登場。

 

 

最終日ならではの特別なアナウンスで、これからの1時間少々の旅を、より良いものにしてくださりました。

 

このスーパーはこね9号は、VSE定期運行最後のスーパーはこねになるのですが、なんとデビュー一番列車も時間こそ違ったものの、「スーパーはこね9号」だったとのこと。まさに、締めくくりにはふさわしい列車です。

 

更にこのあと沿線各所でお見送りがあるとのことで、ますます期待が高まってしまいます。

 

 

 

まずは向ヶ丘遊園駅。下りホームでおそらく駅係員の方々でしょうか、大勢で見送っていただきました。

 

進行右側に座っていたので、ここでは残念ながらちらっとしか見れず。

 

 

続いて新百合ヶ丘駅の先、右側でお見送りがあるとのこと。なるほど、あそこだなとすぐピンときました。

 

というのもまだまだガキンチョの頃、よくそこで電車を眺めてたので、大変思い入れのある場所なのです。

 

 

 

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多摩線に被られるか怪しい中通過。外から手を振ってる方々に負けじと、こっちも手を振り返します。あまりにも盛大すぎて、普通に泣きそうになってました。

 

続けて町田駅では、遊園と同様に下りホームに駅係員の方々がいらっしゃいました。右側に座ってるので、もしかしたら、と思い、上りホームをチラ見してると…

 

 

いました。車椅子用のスロープを持ってる女性の駅員さんが大きく手を振ってくださりました。ありがとうございました。(一瞬だったけど返しました)

 

 

 

予想通り、お次は相模大野。大野電車区・車掌区の方々がいるとのこと。

 

さあ見えてくるぞというタイミングで運悪く上り列車とすれ違い、でしたがスピードを落としていたおかげでうまく抜けていきました。

 

 

そして右側を注視していると、もういるわいるわ。すっごいいる。


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こんなに大勢の社員さんが見送ってくださるとは驚きです。休憩中か、乗務前か、乗務後かわかりませんが、お忙しい中本当にありがとうございました。

 

 

列車は順調に進んでいき、山あいの区間へ。

 

途中富士山が見えるポイントや、松田の河津桜の紹介などがあり、さながら観光列車のような雰囲気。

 

 

更には沿線の紹介だけではなく、カーブが多く続く区間で連接台車特有のジョイント音の解説なども。もはやなんでもあり。

 

 

開成のロンちゃん(NSE)を過ぎたら、もう小田原はすぐそこ。自動放送が入るということで、足柄駅での見送りは早めに案内が入りました。配慮しすぎ。

 

メインは左側でしたが、右側にも数名いらっしゃいました。そして列車は小田原駅に到着します。

 

 

そして着く直前に、たびたび流れていた手動チャイムを全て流すという大盤振る舞い。録音していたかった。

 

 


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小田原駅(1回目)に到着。ここでも豪華な装飾がなされており、素晴らしいとしか言いようがありません。

 

 


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VSE、最後のスーパーはこねによる少し特別な一時を過ごしたあとは、いきなりMSE。

 

 

本当は快速急行で新宿に戻る予定でしたが、それに乗るのを忘れてのんびりしてた結果、強制的に課金を余儀なくされることとなりました(バカ)

 

 

 


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はこね12号|新宿

小田原12:28→町田13:11

 

この列車は海老名で乗る予定だった快速急行を抜くのですが、町田で抜くと思ってた自分は町田まで特急券を買ってしまい、余計に損をするはめに。

 


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軽い拷問を受けて町田に到着。後続の快速急行で新宿へ戻ります。

 


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こちらは西口地下改札ですか、もう各駅そこらじゅうがVSE一色です。

 

 


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ふらふらしてると子ども達が書いたであろう絵が飾られていました。個性的で良いと思います。

 

 

 

 

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【2/MSE】はこね23号|箱根湯本

新宿14:00→小田原15:15

 

懲役75分の始まりです。

 

 

人間工学に基づいた、長時間心地よく乗れるシート設計。(小田急電鉄HPより)

 

そんな座席にドサッと腰かけてみれば、いきなり腰と背中が同時に破壊されます。痛い。何が人間工学だと。

 

外装内装ともに洒落てていい感じなのに、座席で全てを台無しにされます。つらい。

 

 

FF某氏からの情報で、VSEとMSEでは丹沢山地の案内が出たところで進行左側を見ると、「高山 謝罪しろ!という有名な看板を見れるとのことだったので、当該箇所で左に注意してると確かに見れました。ありがとうございました。

 

 

 

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地獄のような一時を過ごし、二度目の小田原に到着。本当何してるんですかね。

 

 

 

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【3/GSEはこね24号|新宿

小田原15:28→新宿16:47

 

戻りはうって変わって快適な最新型ロマンスカーGSE。これまでのロマンスカーの集大成という感じで欠点が見当たりません。

 

向かう途中で後展望がとれそうだったのか、タッチの差で逃したため一般席。ですが非常に快適で素晴らしいものです。

 

 

個人的には、前席背面に飲み物入れがあるのが大変スーパー超ベリーゴッドです。他社の特急車両を見ても、こういう装備はなかなか無いと思います。

 

 

 

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三度目の新宿に到着。もう、右下の絵が完全に泣かせにきてます。こんなん泣くに決まっとるがな。

 

 

 

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ここで時間が1時間ほど空くので、箱根そば 本陣」で腹ごしらえ。

 

メニュー見て驚きましたが立ち食いそば屋なのに、一番安いものでまさかの500円。しかも基本のかけそばが無いと。

 

 

じゃあ一体何が本陣なんだと。質がその辺の立ち食いそばとは一線を画す、とても良いものでした。

 

一口食べれば、それはちゃんと味がするそば。写真のようにかき揚げは小海老が入っており、グレードの高さがうかがえます。

 

 

 

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食べた後もまだまだ時間があったので、少し歩いて京王線新宿駅。この日で運行を終了する準特急の発車標を撮影しておきました。

 

 

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小田急新宿に戻ってロマンスカーの空席状況を見ると、当然のようにVSE充当のホームウェイは揃って満席。この日利用しようとしてた方からすればたまったもんじゃないですよね…

 

 

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【4/EXEα】ホームウェイ1号|箱根湯本

新宿18:00→小田原19:16

 

真打ち登場、最後の小田原往復はEXEを堪能します。そして地味にレアな湯本まで行くホームウェイです。

 

 

コロナ前でしたら平日夜は普通に満席だったりしたのですがそんなことも無く。とはいえ通路側にも人が結構いました。

 

町田、本厚木と停車し車内はガラガラ。そして、EXEαの座席は非常に快適であっという間に時間が過ぎていきます。

 

 

今回は奇遇なことにコンセントつきの編成だったため、充電もでき素晴らしいものでした。そして最後の小田原に到着。

 

 

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車内の人はほぼ降りましたが、箱根湯本へ行く各車を見ると、ちらほらまだ乗っている方が。あっちのほうからも通勤(?)需要があるのですね。

 

 

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さっきまでは気づかなかったのですが、また別の装飾が。くどいようですけど、本当に愛されているロマンスカーです。

 

 

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【5/EXE】はこね40号|新宿

小田原19:37→新宿20:50

 

最後はもう、ベストオブロマンスカー。EXEの登場です。

 

 

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連結風景を眺めていたら、ちょうどいいところにVSEの乗車目標があったので、絡めて撮影。

 

 

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Excellent Express 30000

 

ばかかっこいい。

 

 

 

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車内でここまでの特急券を。1日乗車券も含めたら計7000円ぐらい飛んでたんですね?アホか

 

 

EXEの残念ポイントはやはり無さすぎるリクライニングですが、そもそもそれはロマンスカー共通のことですので、欠点は無し!w 最強!

 

 

 

改めて全車種乗ってみると、GSEとEXEα(一部編成窓側)はコンセントが備わってるのがやはり良いポイントですね。ですが、未更新のEXEでもコンセントは無いものの、車内の雰囲気は抜群に良く、落ち着いててこちらも素晴らしいものです。なおMSE…

 

 

 

 

 

そして、4度目の新宿。

 

 

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早速EXE未更新車のラストランが執り行われていました(そんなことはない)

 

 

 

このあとは、21:20発のホームウェイ87号藤沢行き、それがVSE定期運行最後の列車でした。

 

もちろんこれを狙って、この時間に新宿に着けるようにしたので、券売機前でスタンバイ。ですが、既に先客が数名。

 

 

とはいえ諦めるわけにはいきません。後ろで待機し、15分前。

 

最初に操作してた人がすぐ諦めてどいてしまったので、思いがけず自分のターン。時計を見ながら何度も操作してみますが、空席は1つも出ず。

 

 

 

それを過ぎてから空きが出るわけもないので、さっさと改札内へ戻り、先行する快速急行で藤沢へ飛びます。

 

 

 

 

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まあ着いてみると人、人、人。後ろから必死に手を伸ばし、ライブビューで入線シーンを撮影。

 

 

 

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ホームウェイ87号、藤沢に到着。VSE50000形、定期運行がこれで終了となりました。

 

本来、この列車が着くのは1番ホームのようでしたが、混雑緩和のためか2・3番ホームに変更されていたようです。ありがたい。

 

そしてのんびりする暇もなく、時刻通り回送列車として喜多見の車庫へと回送されていきました。

 

 

 

 

 

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ところ変わって相模大野駅。ここでも様々なVSEへの感謝の思いが寄せられていました。

 

 

 

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VSE1番列車を担当された方が作られたというチョークアート。もう、すごすぎます。

 

 

 

 

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この表記もじきに変えられてしまうのか…そう思いながらシャッターを切りました。

 

 

 

 

 

 

 

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ありがとう。ひとまず、お疲れ様でした。